Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は米国時間4月27日、傘下のInstagramについて、クリエイターの収益化を支援する新しいツールに取り組んでいることを明らかにした。これには、企業とクリエイターをマッチングするマーケットプレイスなどが含まれるという。
Zuckerberg氏はさらに、クリエイターがInstagramで直接商品を販売できるようにするためのオンラインショップや、推薦する商品の売り上げの一部を得られるようにするための手段を構築していることを明らかにした。このような新機能の開発は、ソーシャルメディア各社が、自社サイト上でユーザーのエンゲージメントを維持できるようにする、さらなるコンテンツの作成を促進しようとしていることの表れだ。各社はクリエイターの誘致についても競争している。Twitterも、ユーザーがサブスクリプション料金を支払って限定コンテンツにアクセスする「Super Follow」機能など、新しいクリエイター向けツールを実験している。
「クリエイターが自分のコンテンツによって収益を上げられるように支援すれば、それがより広範なクリエイターエコノミーの構築につながるというのが、われわれの見方だ」とZuckerberg氏は、InstagramのCEOであるAdam Mosseri氏との「Instagram Live」の会話の中で述べた。
Instagramのインフルエンサーが収益を上げる方法の1つは、写真や動画でブランド各社の商品を宣伝することだ。しかし、Mosseri氏は、企業が著名なソーシャルメディアユーザーと手を組む傾向にあるため、マーケットプレイスは、よりフォロワー数の少ないユーザーがブランドとスポンサー提携できるように支援する可能性があるとした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス