世界中でテクノロジー部門に対する信頼度が急速に低下していることが、PR会社Edelmanの調査レポート「2021 Edelman Trust Barometer」で明らかになった。しかも、調査対象27カ国のうち、中国、米国、オーストラリア、日本を含む17カ国では、過去最低水準を記録した。
米国では、ファッションやエンターテインメント、小売などの他部門と比べて、テクノロジーへの信頼は下落幅も最大だった。Edelmanによると、2020年にはテクノロジーが米国で最も信頼される部門だったが、2021年には9位に落ちたという。
2016年には、22カ国中20カ国でテクノロジーが最も信頼される部門だった。しかし、2021年のレポートでテクノロジー部門に対する信頼度が1位だったのは、イタリア、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、韓国、インドネシア、インドの7カ国にとどまった。
テクノロジーは、新型コロナウイルスによるロックダウン下で人々がつながりを保つのに重要な役割を果たしたが、ウイルスや予防措置、ワクチンに関する誤情報を次々に生み出す要因にもなった。FacebookやTwitterなどの企業は、プラットフォーム上の偽情報を取り締まる対策が不十分だとして批判されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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