華為技術(ファーウェイ)は、世界各国で禁止措置を受けたにもかかわらず、2020年度も黒字となり、純利益646億元を計上した。しかし、中国以外の市場での成長には急ブレーキがかかった。
売上高が増加した地域は中国のみで、前年比15.4%増の5849億元だった。一方、欧州、中東およびアフリカ(EMEA)では12.2%減、アジア太平洋では8.7%減、米州では24.5%減となった。総売上高は3.8%増の8914億元。
米商務省は2019年、ファーウェイが米国の国家安全保障や外交政策上の利益に反する活動に関わっている可能性があるとして、同社を「エンティティリスト」に追加した。これによりファーウェイは「Google Play」ストアなどGoogleのサービスを利用できなくなった。
企業がエンティティリストに追加された場合、米国の企業は政府から輸出ライセンスの承認を得ない限り、その企業に技術を移転することを禁じられる。
ファーウェイの通期営業利益は5年以上ぶりに減少し、2020年度は725億元となった(2018年度は733億元、2019年度は778億元だった)が、純利益は経費削減により微増を維持した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果