Appleが「HomePod mini」に部屋の温度と湿度を測定できる小型センサーをこっそり忍ばせていたと、Bloombergが米国時間3月22日に報じた。このセンサーはこれまで存在が明らかにされていなかったとみられるが、Appleのスマートホーム戦略を後押しするものになるかもしれない。
「Siri」を搭載したスマートスピーカーのHomePod miniは、2020年11月に発売され、初代の「HomePod」が299ドル(日本では税込3万6080円)だったのに対して、99ドル(日本では税込1万1880円)という価格が付けられた。また、インターコムやステレオペアといった新機能が追加されている。Appleは12日、初代HomePodの製造を終了してHomePod miniに注力することを明らかにした。
Bloombergによれば、Appleはこのセンサーで測定した温度や湿度の値をインターネットに接続されたサーモスタットに送信し、部屋の状態に合わせて温度を調整できるようにすることを社内で検討していたという。また、室温に応じて扇風機を動かすといったアクションをHomePod miniから起こせるようになる可能性もある。
このセンサーはTexas Instruments製で、本体下部の電源ケーブルに近い場所に組み込まれているとBloombergは報じている。
Appleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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