クックパッド、福岡市内で生鮮食品ECクックパッドマートの実証実験

 クックパッドは3月18日、Fukuoka Smart East 推進コンソーシアム(福岡市、九州大学、UR都市機構、福岡地域戦略推進協議会)と共同で、生鮮食品EC「クックパッドマート」の福岡市内での実証実験を実施すると発表した。

 
 

 クックパッドマートは、生産者と消費者をつなぐ生鮮食品ECプラットフォーム。商品は、店舗や施設に設置された生鮮宅配ボックス「マートステーション」から任意の場所・時間を指定し、ピックアップ可能。一部地域においては、自宅への宅配サービス(有料)も対応し、ピックアップ・宅配の2つの手段からライフスタイルに合わせた利用が可能となっている。

 今回の同実験は、3月22日から3月28日までの期間限定で行われ、東京都・神奈川県以外でのサービス提供は初の試みになるという。

 期間中は、福岡県宗像市の「道の駅むなかた」、福岡県糸島市の「JA糸島産直市場 伊都菜彩」がクックパッドマートに出店。それぞれの施設が販売する生鮮食品を、福岡市地下鉄の「箱崎宮前駅」「箱崎九大前駅」に設置される生鮮宅配ボックス「マートステーション」にて受け取れるようになる。

 また、同実験では、新しい生活様式に対応した買い物手段であるクックパッドマートを利用することによる「市民生活の質の向上」や、地域生産物を安定的に供給できる「地産地消型の流通システム」についての実証を行う。

 遠隔地でのサービス提供、コンパクトな地方都市での物流トラフィックなど、同実験を通じてさまざまなノウハウを蓄積し、今後のサービス提供地域の拡大に生かすのが目的だという。

 なお同日、4月末までに東京都・神奈川県のドラッグストア「ココカラファイン」の50店舗にもクックパッドマートを設置すると発表しており、3月16日時点で東京都・神奈川県の14店舗への設置が完了している。

 
 

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