森ビルは3月16日、都市のデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」を開発したと発表した。4月5日より順次サービスを開始する。
ヒルズネットワークは、六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズなど、森ビルが管理、運営する「ヒルズ」のさまざまなサービスをデジタルプラットフォームでつなぎ、オンライン上での利用を可能とするサービス。
ヒルズを利用する居住者、ワーカー、来街者などを対象に、「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供し、オンラインでのサービス利用が可能になるほか、利用者の属性、施設の利用履歴、位置情報などのデータに基づいて、利用者ごとに最適化した情報を配信する。
現在推進中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」や「虎ノ門ヒルズエリア」においては、ヒルズネットワークによって統合された施設・サービスと、利用者のデータ基盤をベースとし、さまざまな最先端技術を実装する予定だ。
森ビルは、都市機能が集積したコンパクトシティとして、1986年に「アークヒルズ」をオープン。2003年には六本木ヒルズをオープンし、タウンマネジメントの手法で街と人をつなぎ、街に住み、働き、訪れる人とともに、街のコミュニティを育んできたという。
今回のヒルズネットワークにより、デジタルプラットフォームでヒルズをつなぎ、森ビルが長年にわたって取り組んできた、より便利で、より豊かな都市生活、および顧客体験の提供を加速させたい考えだ。
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