Microsoftは、ゲーム開発企業Bethesda Softworksの親会社であるZeniMax Mediaの買収を完了した。「Xbox」事業を率いるPhil Spencer氏が米国時間3月9日のブログ記事で明らかにした。この買収は、Microsoftの次世代ゲーム機「Xbox Series X」と「Xbox Series S」の発売を数週間後に控えた2020年9月に発表されたもので、米証券取引委員会(SEC)と欧州委員会がそれぞれ承認したことで今回の節目を迎えた。
Spencer氏はまた、「Fallout」や「The Elder Scrolls」シリーズを開発しているBethesdaが今後発売する一部のゲームタイトルが「XboxとPC向けに独占提供される」ことも明言した。
Bethesdaは買収完了にともない、「Here’s to the Journey」と題する動画を公開した。
買収完了を記念して、Microsoftは今週中に、月額約10ドル(日本では税込850円)の定額制ゲーム配信サービス「Xbox Game Pass」に「さらなるBethesdaのゲーム」を追加する。VentureBeatの記事によると、Microsoftは買収について11日に動画で説明するとしており、そこで追加されるゲームの情報が得られるかもしれない。
Microsoftはこの買収により、Bethesda Game Studiosだけでなく、Bethesda傘下のid Software(代表作は「Doom」)、ZeniMax Online Studios(「The Elder Scrolls Online」)、Arkane Studios(「Dishonored」)、MachineGames(「インディ・ジョーンズ」のゲーム版を開発中)、Tango Gameworks(「Ghostwire: Tokyo」)、Alpha Dog Games(「Wraithborne」)、Roundhouse Studios(2006年に発売された「Prey」の開発チームが設立したゲームスタジオ)も手中に収めることになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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