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ソニー、バナナをゲーム用コントローラーとして使う技術--特許を出願

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 ゲームをプレイする際に欠かせないコントローラーには、さまざまなタイプがある。ボタンやジョグダイヤルが設けられた一般的なコントローラー以外に、「Playdate」の手回しハンドル、拳銃型ペン型手袋型、障害者向けの「Microsoft Xbox Adaptive Controller」など多種多様だ。

 これに対しソニー傘下のSony Interactive Entertainment(SIE)は、果物のバナナをゲームコントローラーとして利用可能にする技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2月4日に「SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING USER INPUTS FOR A VIDEO GAME」(公開特許番号「US 2021/0031110 A1」)として公開された。出願日は2020年7月15日。

公開されたSIEの特許(出典:USPTO)
公開されたSIEの特許(出典:USPTO)

 この特許は、ユーザーが手に持った何らかの物体をゲーム用のコントローラーとして利用するための技術を説明したもの。クレーム(請求項)では、物体の種類に制限などなく、手で持てる物ならどのような物体に対しても適用できる。ただし、実施例では、バナナやオレンジをコントローラー化する手順を使っている。

手に持ったバナナがゲームコントローラー(出典:USPTO)
手に持ったバナナがゲームコントローラー(出典:USPTO)

 コントローラー化するにあたり、まずカメラなどで画像データを取得し、そこからユーザーの持った物体に関する輪郭情報を得る。その際、物体の向きも情報として取得しておく。そのうえで、物体の向きが変化したら、変化をゲームに対する操作情報として取り扱う仕組みだ。

 クレームのポイントは、物体の認識方法にある。具体的には、物体が発光していないことと、輪郭情報だけで物体を認識することという2点で、特許の範囲を狭めている。

輪郭情報で物体を認識(出典:USPTO)
輪郭情報で物体を認識(出典:USPTO)

 また、物体の画像データをディスプレイに表示し、そのうえに仮想的な操作用ボタンをスーパーインポーズするアイデアにも言及している。この場合は、ユーザーの指の位置や動きなども認識し、実際には存在しないボタンを押してゲームプレイする、といった制御が可能になる。

仮想的な操作用ボタン(出典:USPTO)
仮想的な操作用ボタン(出典:USPTO)

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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