Volvo Carsは、販売する乗用車の電気自動車(EV)移行を進め、2030年までに全モデルをバッテリ電気自動車(BEV)へ変えると発表した。この目標に向け、エンジン(内燃機関)を搭載する自動車は、ハイブリッド車(HV)も含め段階的に廃止していく。
同社初のBEVは、2020年発売の「Volvo XC40 Recharge」。今後BEVモデルを増やし、2025年には世界全体で販売量の半分をBEV、残る半分をHVにする計画。そして、2030年の完全BEV化を目指す。
さらに、Volvo Carsは自動車のオンライン販売へもかじを切る。BEVモデルについては、全車をオンライン販売のみで提供する方向へ切り替えていく。
こうした戦略を選択した理由について、Volvo Carsは「良い業績を維持するには収益の得られる成長が欠かせず、これから(エンジン車などの)先細りになる分野へは取り組めない。そこで、EVとオンラインへの投資を決断した」と説明している。
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