モトローラ・モビリティ・ジャパンとレノボ・ジャパンは3月4日、折りたたみスマートフォン「razr 5G」と、折りたたみPC「ThinkPad X1 Fold」をソフトバンクで取り扱うと発表した。
予約開始日は3月5日、発売日は3月17日を予定。価格は、razr 5Gが19万8000円(税込)、「トクするサポート+」の適用で実質9万6000円(税込)で購入可能という。また、ThinkPad X1 Foldは、40万2480円(税込)、トクするサポート+適用で実質20万1240円(税込)になるとしている。
同社はここ数年来、日本市場に向けては主にミドルクラスの「moto g」シリーズや、エントリー向けの「moto e」シリーズをSIMフリー市場に向けて投入してきたが、razr 5Gはそれらとは異なり、モトローラを象徴するアーリーアダプター向けのフラッグシップモデルとなる。
その最大の特徴は、ディスプレイを直接折り畳むことができ、大画面とコンパクトさを両立できるということ。開いた状態では6.2インチ、21:9比率の大画面ディスプレイを備えたスマートフォンとして利用できる一方、折り畳むことでポケットに入れて手軽に持ち運べる、コンパクトなサイズ感を実現しているという。
しかも折り畳んだ状態では、2.7インチの背面ディスプレイ「クイックビューディスプレイ」を利用できる。このディスプレイは通知を表示するだけでなく、アプリのショートカットアイコンを設置し、カメラや音楽、地図などさまざまなアプリを直接利用することも可能だ。
またクイックビューはキーボードを表示してテキスト入力することも可能で、本体を開くことなくメッセージアプリの返信もできるという。日本での販売に当たり、日本でよく使われているフリック入力のキーボードにも対応させているとのことだ。
メインカメラは4800万画素、フロントカメラに2000万画素のイメージセンサーを採用。メインカメラは4つの画素を1つの画素に結合する「クアッドピクセルテクノロジー」の採用に加え、光学式手振れ補正やレーザーオートフォーカスの搭載により、暗い場所でも明るく撮影できるという。「ポートレートモード」「ナイトビジョン」など撮影シーンに応じたカメラモードが用意されているのもポイントだ。
性能面では、チップセットにクアルコムのミドルハイクラス向け「Snapdragon 765G」を採用しており、RAMは8GB、ストレージは256GB。同社の日本向けモデルとして初めて5Gに対応しており、5Gの周波数帯はソフトバンク向けのものをカバーしているとのことだ。
また、razr 5Gは、海外での発売から時間が経ってからの国内投入ということもあって、Androidは「Android 11」を搭載して提供するとのこと。それに加えて、モトローラ・モビリティ製端末の特徴でもある、ジェスチャー操作でさまざまな機能を呼び出せる「Moto Action」や、フォントやカラー、アイコンの形状などが変えられる「My UX」などの独自機能、インターフェースなども提供する。
さらに、razr 5Gの発売記念キャンペーンとして、2021年6月30日までに購入し、キャンペーンに応募した先着1000名に対し、「BEAMS」デザインの限定Tシャツをプレゼントするとのことだ。
またモトローラ・モビリティ・ジャパンと同じレノボグループのレノボ・ジャパンも、同日に「ThinkPad X1 Fold」のソフトバンク5Gネットワーク対応モデルを販売すると発表。
ThinkPad X1 Foldは、13.3インチの有機ELディスプレイを搭載し、razr 5G同様ディスプレイを折り畳めるモバイルPCとなる。こちらは既に国内でも発売済みのモデルだが、ソフトバンクの回線契約とセットで販売されるとのことだ。ちなみにrazr 5GはSIMロックがかけられているが、こちらはSIMフリーの状態で販売されるとのこと。
なおThinkPad X1 Foldも、購入者に先着で5万円相当のグッズやサービスなどをセットでプレゼントするキャンペーンを実施するという。
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