Googleのスマートテレビプラットフォーム「Google TV」に「ベーシックTV」モードが搭載される予定だと、9to5Googleが米国時間2月24日に報じた。「ベーシックTV」モードとは、アプリや音声制御などのスマート機能を取り払って、より従来型のテレビ体験を提供するものだ。インターネットを利用しないユーザーを前提に設計されているという。
Google TVを搭載するソニーやTCL製のテレビが2021年中に発売されることが確認されているが、「Android TV」の後継となるこの新しいシステムに関する詳しい情報はまだ多くは判明していない。米国で現時点で唯一のGoogle TV対応製品は、同社の最新メディアストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」だが、このデバイスにベーシックTV機能が提供されることはなさそうだ。
Googleの広報担当者は米CNETに対し、ベーシックモードはGoogle TVを搭載するテレビに提供される予定で、既存の「Android TV」製品には提供されないと述べた。
Google TVのOSは、アプリ、おすすめコンテンツ、「Googleアシスタント」、ライブTV、外部入力という5つの主要コンポーネントで構成されている。「ベーシックTV」モードは、最後の2つ以外のすべてを取り除いたものとなる。
同モードは、インターネットを利用しない人のほか、より従来型のセットアップを求めるユーザーや、ストリーミングには他のデバイス(ゲーム機など)を使っているユーザーなどにとっても意味のあるものだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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