マンション販売において、定番の販売方法だったモデルルームが変わろうとしている。日鉄興和不動産は、2021年11月の竣工を予定する分譲マンション「リビオレゾン横濱関内」のモデルルームに大画面VRとプロジェクションマッピングを組み合わせた「リビオレゾン横濱ギャラリー」を用意。部屋のサイズや家具の配置などを体感しながら部屋選びができる。
リビオレゾン横濱ギャラリーは、2月11日にリビオレゾン横濱関内の販売代理を担う不動産会社リスト関内ビル(神奈川県横浜市中区尾上町 4-47リスト関内ビル 4F)内にオープン。2LDKタイプのリアルなモデルルームを用意するほか、クラウド型新築マンションVR内覧システム「ROOV walk(ルーブ ウォーク)」を導入した「体感型VRモデルルーム」を備える。
ROOV walkは、VR内覧システム「ROOV」の開発、販売などを手掛けるスタイルポートが開発した内覧システム。リビオレゾン横濱ギャラリーでは、部屋のイメージをROOV walkを通し、ギャラリー内の壁に大画面で投影。床面にはプロジェクションマッピングでインテリア等を等身大サイズに再現することで、実寸サイズを把握しながら、内覧ができる。
リビオレゾンは、東京都内に数多く展開されている日鉄興和不動産のマンションブランド。都市型レジデンスとして駅近の物件も多い。リビオレゾン横濱関内では、関内駅から徒歩5分という利便性を確保しながら、1LDK、1LDK+S、2LDK、3LDKと4つの間取りを用意。単身世帯から、2人暮らし、ファミリー層まで、さまざまな人が暮らす環境を整える。
しかし、4タイプすべてのモデルルームを用意することはスペース面や金額面から難しく、今までは用意されていないタイプの部屋は図面を見て、お客様に案内することが多かったとのこと。今回、リビオレゾン横濱ギャラリーを備えることで、すべての部屋タイプを実寸大で体験できるようになった。
2LDKのリアルなモデルルームに加え、ギャラリー内に15畳程度のVRモデルルームを用意。ルーム内には2台のプロジェクターを設置し、壁に大画面VRを投影。あわせて、床面のプロジェクションマッピングを投影することで、リアルな空間を再現。レイアウトのパターンや家具の配置計画などにも役立つ。
今の自宅で使っているテーブルが置けるか、家具の配置はどうしたらいいかなど、図面ではわからなかった部分を再現することで、よりリアルなイメージを持ってもらえることが特徴。リビングルームでは実際に座ってみたり、ベッドルームでは寝転がってみたりと、日常を再現することで、具体的な暮らしを想像しやすいとしている。
リビオレゾン横濱関内では、AIを活用した言語認識型システム「リビオAIスマート管理」を導入するなど、最新のシステムを完備。非接触ボタンを搭載したエレベーターや共用部分に加え、各階宅配ボックスを用意するなど、ニューノーマルに対応した共用設備を用意する。日鉄興和不動産では、2022年4月下旬の竣工を目指す「リビオレゾン横濱大通り公園」でも、VR内覧システムを導入する予定だ。
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