Microsoftがこの数カ月の間に、写真共有ソーシャルメディアサイトPinterestの買収を検討していたと、Financial Times(FT)が米国時間2月10日に報じた。しかし、買収の可能性をめぐる交渉は行き詰まったようだ。
今回の動きは、Microsoftがソーシャルメディアプラットフォームの買収を目指していることを示す最新の動きだ。同社は2020年、中国の動画共有アプリ「TikTok」の米国事業買収を検討していた。既にビジネス向けネットワークサイト「LinkedIn」を保有している。最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏は今週に入り、プライバシーを保護し、インターネットの安全を確保し、偽情報を食い止めるというMicrosoftの理念の下で、ソーシャルネットワークを運営することに関心を表明していた。
FTは、Microsoftがソーシャルメディアの買収によって、クラウドプラットフォーム「Azure」の普及を拡大する機会を得る可能性があるとしている。Pinterestは先週、月間アクティブユーザーが前年同期比で37%増加して4億5900万人に達したと報告した。
Microsoftはこの報道に関するコメントを控えるとした。Pinterestはコメントの依頼に対して回答しなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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