グーグルの海底ケーブル「Dunant」、運用開始へ--米仏結ぶ

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2021年02月04日 13時03分

 Googleの大西洋横断海底ケーブル「Dunant」は、開通に向けた準備を整えた状態にある。Googleは2018年にこのプロジェクトについて発表した。「Google Cloud」のユーザー向けにネットワーク容量を増加し、レジリエンスを高める狙いがあるとしていた。

世界地図
提供:Getty Images/iStockphoto

 海底ケーブルDunantは、米国のバージニアビーチとフランスの大西洋岸にあるサンティレール・ド・リエを結ぶ。チリとロサンゼルスを結ぶ「Curie」、ポルトガルと南アフリカを結ぶ「Equiano」、ニューヨークと英国およびスペインを結ぶ「Grace Hopper」などと並ぶ、Googleが最近手掛けている私設海底ケーブルの1つだ。

 Googleは公式ブログで、Dunantについて「Googleのグローバルなネットワークを拡張して、専用の容量を増加し、多様性とレジリエンスを高めるとともに、この地域の他のネットワークインフラとの相互接続を可能にする」と述べている。

 このケーブルは大西洋間で250テラビット/秒の伝送を実現する。

 Durantが通信容量を拡大することにより、クラウドでのアプリの実行が高速になり、クラウドで最新の機械学習を活用できるようになるだろう。

 2022年にはGrace Hopperが開通する予定だ。Google Cloudの大規模なグローバルネットワークは、「Google Cloud Platform」の24のリージョンと、100を超えるCloud CDN拠点をサポートする、光ファイバーリンクと海底ケーブルで構成される形となる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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