アットホームは2月3日、スマートソリューションの新サービスとして、内見申込、管理業務をオンライン化する「スマート内見管理(仮称)」の開発に着手したと発表した。2021年冬の提供開始を予定している。
このサービスは、不動産管理会社、仲介会社間で生じる内見申込、管理業務をオンライン化するシステム。不動産業務総合支援サイト「ATBB(アットビービー)」を基盤として、不動産会社が日常の業務シーンで活用しやすいシステムを目指す。
アットホームによると、従来、仲介会社が管理会社に内見の申込を行う際、管理会社が指定する内見申込書への記入や名刺の提出を、電話やFAX等でやり取りしているという。
本サービスの導入により、内見希望者の情報や内見申込書、仲介会社の名刺情報、物件の鍵情報などをオンライン化することで、不動産会社の業務負担やコスト削減が期待できる。
仲介会社は、アットホーム加盟店が利用するATBBから内見申込が可能となり、物件紹介から内見申込、入居申込までを、一気通貫で行えるようになる。管理会社は、仲介会社から受け取る内見申込書や名刺について、データやFAXなど受け取り方法を選択することが可能だ。
アットホームの調査では、内見の予約受付時に受領した仲介会社の名刺情報を、内見終了後も保管している管理会社が80%以上であったが、名刺の保管方法は各社で異なるため、本サービスをすぐに業務に取り入れられるよう、受け取り方法を選択制にするとしている。
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