日本電気(NEC)は2月2日、出社と在宅を併用する勤務など、ニューノーマルな働き方を支援するビジネス・教育向けPCとして、VersaPro/Mateシリーズの18タイプ58モデルを発売したと発表した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業ではオンライン会議の拡大、オフィスへの出社と在宅勤務の併用や、オフィスでのフリーアドレスの導入など、勤務形態が大きく変化している。これに伴い、オフィス内のPC持ち運びやデスクワーク時の利便性向上など、勤務場所や形態に左右されないツールとしてのニーズがより一層高まってきた。
今回発表した新製品では、14型「VersaPro タイプ VM」など3タイプにおいて、従来の「Webミーティング機能」に発言者の声量の大小を均一化する「受話音量の均一化機能」を新たに搭載。同機能はヘッドフォン使用時にも対応する。
これにより、発言者の声の大小による聞き取りにくさのストレスを軽減する。また新機能は、在宅勤務時などスピーカーを通さずヘッドフォンを使用した会議においても、クリアな音声で聞き取ることが可能となった。なお、VersaPro J タイプVWにも「Webミーティング機能」を搭載しているが、同モデルでは「受話音量の均一化機能」とヘッドフォンモードには非対応となる。
加えて、USBケーブル1本で拡張ディスプレイ、外付けキーボード、マウスとの接続とPC本体への充電を同時に行うことができる映像出力対応のUSB Type-Cを「VersaPro UltraLite タイプVC」と「VersaPro タイプVS」に搭載した(VersaPro UltraLite タイプVGとVersaPro UltraLite タイプVBでは既に対応)。
IRカメラと指紋センサーの対応機種も拡充。「VersaPro タイプVM」と「VersaPro タイプVS」(タイプVSの指紋認証機能はカバーキーボード選択時)で、新たにIRカメラと指紋センサに対応した。
なお、「VersaPro UltraLiteタイプVG」「VersaPro UltraLiteタイプVB」「VersaPro UltraLiteタイプVC」「VersaPro タイプVD」「VersaPro タイプVX」については、既に対応している。「VersaPro タイプVU」では、指紋センサーのみ既に対応しているという。
これらにより、利便性とモビリティ性、セキュリティを高め、在宅勤務時などオフィス環境ではない場所においても生産性の高い業務遂行を支援する。
また、持ち運びやすさと視認性を両立した14型「VersaPro タイプVM」では、最大約12時間のバッテリー駆動(L型バッテリー使用時)に対応している。
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