Appleが多角化戦略の一環として中国以外の国での生産を増やす計画だと、Nikkei Asiaが1月27日に報じた。「iPad」の生産が2021年半ばにもベトナムで始まるという。同国では、「HomePod mini」の生産も拡大するとされている。
この報道によると、Appleはインドで「iPhone」の製造を、東南アジアでスマートスピーカーやイヤホンなどの製造を強化する計画を立てている。コンピューター製造の大部分は今後も中国にとどまるが、「Mac mini」製造の一部はマレーシアに移ったという。「MacBook」製造の一部も年内にベトナムに移るとされている。ベトナムではサムスンもスマートフォンの多くを製造している。
2020年11月には、サプライチェーンに対する米中貿易摩擦問題の影響を緩和する目的で、AppleがiPadおよびMacBookの製造組み立てラインを中国から移すとの報道があった。
Appleにコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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