「Apple Car」が立ち消えになったとの見方は、ますます疑わしくなってきた。むしろ、韓国の自動車メーカー現代自動車(ヒュンダイ)と、今後パートナーシップの発表が予想されるこのApple Carプロジェクトを結びつける報道が多く浮上したことで、改めてプロジェクトの継続が示唆されている。ただし、Apple Carの製造を担うのはヒュンダイではなく、起亜になる可能性が出てきた。
Reutersが韓国メディアEdailyの報道を基に伝えたところによると、ヒュンダイと起亜の親会社である現代自動車グループがApple Carプロジェクトを起亜に託したという。起亜も現地時間1月20日、自動運転車や電気自動車(EV)に関して外国企業との協力を視野に入れていると述べた。このコメントを出す前にAppleとの関係が報じられていたが、起亜はAppleに言及しなかった。米CNETは起亜とAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。ヒュンダイは以前、Apple Car関連事業についての憶測にはコメントしないと述べていた。
12月から1月にかけて、Apple Carの取り組みが続いているとの報道が相次ぎ、早ければ2024年に最終的な車が登場する可能性があるとも報じられた。ある報道では、Appleが2022年に車両のプロトタイプを披露する可能性があるとしていた。Apple Carの製造拠点として米ジョージア州にある起亜の工場を挙げたものもあったが、この記述は後に削除された。この情報は、起亜の関与を示す今回の報道と重なる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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