Facebookは米国時間1月21日、Donald Trump前大統領のアカウントを無期限停止にした措置について、独立した監督委員会に審査を要請したことを明らかにした。同社は、死者が出た6日の米連邦議事堂襲撃事件を受けて、Trump氏の投稿には許容できないリスクがあるとして、同氏のFacebookとInstagramのアカウントを停止している。
Facebookの国際問題担当バイスプレジデントであるNick Clegg氏は21日付けのブログ記事で、Trump氏のアカウント停止は「必要かつ適切な」判断だったが、同社が単独で下すべき判断ではないと述べた。
We think our decision to suspend former President Trump was right, but we don’t think we should make these calls on our own. Given the significance, we referred this decision to the @OversightBoard. During review, Mr. Trump’s access will remain suspended. https://t.co/CnMa2PYoDq
— Facebook Newsroom (@fbnewsroom) January 21, 2021
「委員会の判定を待つ間、Trump氏によるアクセスは無期限停止のままとする。委員会の判定を心待ちにしている。1月7日の当社の対応が正当だったとする明確な理由が得られれば、それはわれわれのこれまでの選択を支持するものになると期待している」(Clegg氏)
Facebookの判断を支持することも覆すこともできる監督委員会は21日、この事案を受諾することを明らかにした。同委員会は、Facebookのコンテンツに関する特に難しい判断に対して最終的な判定を下す組織として、2020年に設立された。その判定は、同社の最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏やその他の幹部らも覆すことはできない。
同委員会は元判事、弁護士、ジャーナリストら20名で構成され、ほとんどの事案について90日以内に判定を下すことになっている。2020年12月には最初の事案として、ヘイトスピーチに関するものを含む複数の事案を受諾していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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