Facebookは米国時間1月19日、視覚障害のあるユーザーのために写真の内容を説明する機能「自動代替テキスト」(Automatic Alt Text:AAT)のアップデートを公開した。このツールは2016年にリリースされたもので、コンピュータービジョン技術を利用して、説明を自動的に生成する。生成されたテキストはスクリーンリーダーで読み上げが可能だ。
写真の中でAATが認識できる概念の数は、2016年の導入時に比べて10倍超に増え、1200件を超えたという。これにより、さらに多くの写真に説明が追加されるとしている。
また、歴史的建造物、アクティビティー、動物の種類を認識できるようになったことにより、さらに詳しい説明が可能になった。例えば、「おそらく2人の自撮り写真、屋外、ピサの斜塔」といった具合だ。さらに、写真内での物体の位置(上、中間、中央など)や相対的サイズ(最大、2番目に大きい)などの情報もAATでテキスト化できる。
AATは、Facebookではニュースフィード、プロフィール、グループの写真で利用可能だ。Instagramでは、フィード、発見、プロフィールの写真で利用できる。代替テキストの説明は簡潔なフレーズなので、45言語に翻訳できるとFacebookは述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」