みずほ銀行は1月18日、通帳レス口座「みずほe-口座」とオンライン通帳「みずほダイレクト通帳」の取り扱いを開始したと発表した。
みずほe-口座は、通帳・入金帳を発行しない、オンラインを前提とした口座。紙の通帳の代わりにみずほダイレクト通帳が利用でき、オンラインで最大10年間の取引明細を確認できる。紙の通帳を発行することもできるが、1月18日以降の新規開設口座については、個人・法人問わず、1100円の通帳発行手数料が発生する。ただし、1月17日以前の開設口座や通帳発行・繰越時で70歳以上のユーザーに限り、手数料は発生しない。
また、店頭以外での口座開設ができるよう、スマートフォンアプリ「口座開設&マイナンバーお届けアプリ」を提供。eKYCによるリモートでの本人確認が可能で、運転免許証に加えマイナンバーカードをサポート。従来だと店頭でしか申し込みできなかったユーザーでも、オンラインで申し込みできるようになった。eKYCシステムは大日本印刷との協働で導入。なりすまし防止のため、本人確認書類の厚みを撮影する必要がある。
なお、1月18日以降で新規に開設する口座は、自動的にみずほe-口座となるほか、毎年1月末時点で過去1年間以上、通帳に記帳していないユーザーは、自動的にe-口座へ変更される。任意での既存口座からみずほe-口座への変更も可能で、1月15日までに開設済みの普通預金口座のうち、3月31日までにみずほダイレクト通帳に切り替えたユーザーから抽選で5万人に1000円をプレゼントするキャンペーンも開催する。
同行は、場所を問わず取引できる利便性と、ペーパーレスによる環境に配慮したサービスの実現に向けて「withデジタルプロジェクト」を開始。各取引での「デジタル・リモートサービス」の拡充を進めている。両サービスは、本プロジェクトの一環として提供するもので、1月17日以降の口座開設で紙の通帳を発行したユーザーからの手数料も原資に、2021年末まで、みずほe-口座の口座数に応じて自然保護団体に寄付するとしている。
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