Facebookの拡張現実(AR)プロジェクトチームは、同社初となる「Ray-Ban」ブランドのスマートグラスの提供に向けて順調に仕事を進めているようだ。
Facebookは2020年9月、同社初の一般消費者向けスマートグラスをRay-Banブランドで2021年に発売する計画を明らかにした。
発売時期や価格はまだ明らかになっていないが、Facebookは、近いうちにベータ版か試作品を公開する準備を進めているようだ。
Facebook Reality Labsの責任者を務めるAndrew Bosworth氏は、2021年の見通しについて説明する中で、次のように述べた。「Luxotticaと提携して、初めてのRay-Banスマートグラスを発売したとき、思ったより早く未来の到来を目にすることになるだろう」
このスマートグラスは、2020年に発表されたFacebookとEssilorLuxotticaの複数年にわたる提携の一環だ。Facebookは、自らが中心になってSnapの「Spectacles」以上の製品を作り出したいのだろう。
このスマートグラスは、Facebookのアプリと技術をRay-BanなどLuxotticaのアイウェアブランドと組み合わせるものだ。2018年にLuxotticaと経営統合したEssilorは、先進的なレンズ技術を提供する。Facebookは、このスマートグラスが「友人や家族とこれまで以上にうまくつながっていられるように人々を支援する」としていた。
Ray-BanスマートグラスはARグラスではないが、Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、ARグラスに至る道のりの重要なステップだと述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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