Amazonは米国時間9月25日、同社のAI音声アシスタント技術「Alexa」関連の新製品・サービス発表イベントを開催し、そのなかで「Echo Frames」というスマートグラスを発表した。
Amazonでデバイスおよびサービス担当のシニアバイスプレジデントを務めるDave Limp氏は、Echo Framesについて、Amazonの「Day One Editions」の1つと説明。このDay One Editionsというのは、近い将来一般に普及しそうな、ただし現状では実験的な製品を指す。Echo Framesには、外出先でもAlexaを利用できるようにするためのマイクと小さなスピーカーが内蔵されているだけで、ディスプレイやカメラは搭載されていない。
Echo Framesは、ごく普通のメガネのような外観で、ユーザーの質問に対するAlexaの答えを音声で伝えることが可能。またメガネの側部をスワイプしてさらに詳しい情報を得たり、リマインダーを設定したり、外出先からスマートホーム機器を操作したりすることも可能とされている。
Limp氏によると、Echo Framesは度付きレンズあるいは度なしレンズのいずれかで提供され、重さはわずか31gだという。
Limp氏は拡張現実(AR)機能については何も述べなかった。だが、Echo Framesは外出先でもハンズフリーでAlexaを使用するための手段として、例えば「Google Glass」のような身の回りの世界を体験するための革新的な製品よりも実用的な製品になる可能性が考えられる。
なお、Echo Framesの価格は180ドル(約1万9000円)で、現時点では米国のユーザー向けに招待者限定で提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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