Twitterの米大統領公式アカウント「@POTUS」(訳注:President of the United Statesの頭文字に由来)には現在、3300万人のフォロワーがいるが、就任式が開催される2021年1月20日に、その数は減少する可能性がある。Twitterは米国時間12月22日、次期大統領に就任するJoe Biden氏が同アカウントの使用権を得る際に、前政権のフォロワーを自動的に引き継ぐわけではないとした。
就任式の日にはこのほか、ホワイトハウス、副大統領、ファーストレディー、ホワイトハウス報道官などのアカウントもBiden政権に引き継がれる予定だ。
Twitterは「これらのアカウントは従来のフォロワーを自動的に引き継ぐわけではない。その代わり、これらのアカウントのフォロワーにコンテンツがアーカイブ化されると伝え、Biden政権の新アカウントをフォローするかどうかを選べるようにする」とコメントした。「例えば、『@WhiteHouse』のフォロワーは、このアカウントが『@WhiteHouse45』としてアーカイブ化されたという通知を受け取り、新しい『@WhiteHouse』アカウントをフォローするかどうかを選べる」
この決定は、2017年にDonald Trump政権が、@POTUSアカウントを多数のフォロワーとともにBarack Obama前大統領から引き継いだ時とは異なるものだ。
Twitterは11月、Trump大統領がそれまでに敗北を認めるかどうかにかかわらず、Biden氏が大統領就任日に@POTUSアカウントを利用する権利を得るとしていた。
22日、Biden陣営のデジタルディレクターであるRob Flaherty氏はフォロワーの引き継ぎについて、Biden政権はゼロからスタートしなければならないとTwitterから伝えらえたとツイートした。同氏は別のツイートで、Twitterに抗議したが「決定事項だと言われた」と述べている。
In 2016, the Trump admin absorbed all of President Obama's Twitter followers on @POTUS and @WhiteHouse -- at Team 44's urging.
— Rob Flaherty (@Rob_Flaherty) December 22, 2020
In 2020, Twitter has informed us that as of right now the Biden administration will have to start from zero. https://t.co/wj1R02SmiK
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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