副大統領候補のカマラ・ハリス氏とは--テクノロジー業界へのスタンスに注目

Marguerite Reardon (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年08月15日 07時30分

 さまざまな予測が飛び交った数カ月後、民主党の米大統領候補となることが確実視されているJoe Biden氏は、大統領選をともに戦う副大統領候補として、カリフォルニア州選出のKamala Harris上院議員を指名した。この選択は、11月の選挙でDonald Trump氏の座を奪うため、副大統領として女性を指名するというBiden氏の約束を満たすものだ。

提供:Getty Images
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 Harris氏選択までの審査プロセスは厳重にガードされていた。候補が発表されたのは、民主党全国大会開始の8月17日のわずか数日前だ。今回の大会はコロナ禍により、ほぼオンラインで開催される。

 両党とも過去に、副大統領候補として女性を選んだことがある。民主党はGeraldine Ferraro氏、共和党はSarah Palin氏だが、いずれも実現しなかった。Biden氏が大統領に選ばれれば、Harris氏は米国初の女性副大統領になる。Biden氏によるHarris氏の指名は歴史的でもある。同氏はアジア系黒人(同氏の母親はインド生まれだ)として初の副大統領候補でもあるのだ。

 Biden氏の選択は、他の意味でも重要になる可能性がある。同氏が大統領に選出されれば、78歳で米国史上最年長の大統領になり、2期目を望まなければ同氏の副大統領が民主党の次期大統領候補になる可能性がある(Trump氏は2016年に70歳で大統領に選出され、最年長の米大統領になった)。

 Biden氏はツイートでHarris氏を「弱者の味方で恐れを知らぬ闘士であり、米国の最も優秀な公僕の1人」と評した。また同氏とデラウェア州司法長官を務めた息子(故人)のBeau Biden氏との交流にも触れた。

 「@KamalaHarrisを自分の併走者として選んだと発表できて光栄だ。同氏は弱者の味方の恐れを知らぬ闘士であり、米国の最も優秀な公僕の1人だ」

 「Kamalaが司法長官を務めていた頃、彼女はBeauと密接に連携していた。私は2人が大銀行と戦い、労働者を励まし、女性と子供を虐待から守るのを見て誇りに思った。今、彼女を大統領選のパートナーに指名することを誇りに思う」

 Harris氏はツイートで決意を表明した。

 「@JoeBidenは米国人を団結させることができる人だ。彼は一生をかけてわれわれのために戦ってきたからだ。大統領として、われわれの理想のアメリカを築いてくれるだろう。

 私は民主党の副大統領候補として彼と行動することを誇りに思う。そして、彼を総司令官にするために必要なことをする」

 前米大統領のBarack Obama氏もツイートでHarris氏支持を表明した

 「@KamalaHarris上院議員のことは昔からよく知っている。彼女は副大統領に十分以上の素質を備えている。彼女は合衆国憲法を守り、公平な扱いを必要とする人々のためにキャリアを捧げてきた。今日はアメリカにとって良い日だ。大統領選を勝ちに行こう」

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