LINEヘルスケアは12月17日、医療機関の検索・予約から実際の診察・決済まで、すべてLINE上で完結できるオンライン診療サービス「LINEドクター」の先行提供を、首都圏の一部医療機関で開始したと発表した。
LINEヘルスケアは、LINEと29万人以上の医師が登録する医療従事者専用サイト「m3.com」を運営するエムスリーが共同出資し2019年1月に設立した合弁会社だ。
2019年12月よりLINEで直接医師に相談できる「健康相談サービス」の提供を開始しており、病院に行く前の不安や自宅でのセルフケアなど相談リクエスト数は累計で30万件を超えるという。今回のLINEドクターはそれをさらに一歩進めたもので、LINEビデオ通話を利用して医師の診察が受けられる。
新たなアプリをダウンロードする必要なく、医療機関の検索・予約から、診察、決済まで、LINEアプリ上でシームレスに行えるのが特徴。サービスの利用対価は不要だが、処方箋による薬代や薬の配送料金などは、別途必要になる。
この先行提供で実際に利用したユーザーや医療機関双方の意見をもとにサービスを改善し、コロナ禍で需要の高まるオンライン診療を拡大していくとしている。
先行リリース対象医療機関は下記のとおり。
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