味の素は12月16日、「食と健康の課題解決企業」実現に向けた新事業モデル創出を達成するため、イノベーション探索、エコシステムの構築・強化、企業文化変革の牽引を実行するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の活動を開始すると発表した。
同社によると、R&B(Research and Business)企画部にグループを新設。フードテックやヘルスケア分野におけるスタートアップ企業やベンチャーキャピタル(VC)に投資するという。
このCVCは、スタートアップ企業との協業によるR&Bの実行や情報収集・ネットワーク構築によりイノベーションを加速する「イノベーションの探索」、スタートアップ企業とともに持続的な協業構造を補完させる「エコシステムの構築・強化」と、スタートアップ企業との連携やイノベーションを担う人財の育成による「企業文化変革の牽引」が目的。
2030年の未来として描く「食と健康の将来像」からバックキャストし、「Well-Being」「地域・地球との共生」「食の伝承と新たな発見」「調理の進化」を投資領域として設定している。
なお、CVCは社内外向けの起業家プログラムとともに、事業モデル変革タスクフォースの中核となる 取り組みのひとつになるという。
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