三井不動産は12月16日、柏の葉スマートシティ内に、多様な働き方に応えるオフィス「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ) TERRACE」を、2021年1月4日にオープンすると発表した。
柏の葉スマートシティは、都心から約30分の、つくばエキスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺エリアで、東京大学や千葉大学の研究機関が集まり、公民学連携でスマートシティ構築を進めている。
今回のKOIL TERRACEは、2014年4月に開業したインキュベーション施設「KOIL」に続く、KOILシリーズの2棟目。地上6階、塔屋1階で、1階はイベントやプレゼンテーション用途にも使える、5層吹き抜けのアナトリウムと、フィットネス施設も含む店舗スペースとなる。
1、2階には、大人数の会議や気軽なブレスト、プレゼンテーションなどに対応するミーティングスペースを備え、各階の廊下には、さまざまな書籍を集めたライブラリーも併設。2階には酸素カプセルおよびマッサージチェアを備えたリラックスルームも用意している。
2階から5階は、専有部としてオフィスが入居し、6階には多様な働き方に対応したコワーキングスペースと、プロジェクターやスピーカーを備えたラウンジとなり、社員交流やプレゼンの場としての利用を想定している。
また、KOIL TERRACEは、ミーティングルーム、コワーキングスペース等、共用部を利用した分だけ課金する「Pay per use(従量課金制)」の契約形態を導入している。従来入居企業が賃貸借スペース内に確保していたスペース、および機能を共用部に確保することで、入居企業の固定賃料の削減が可能になるとしている。
さらに、BCP(Business Continuity Planning)対応として、地震時のエレベーター自動診断や断水・停電時の上水・雨水再利用水の供給、災害用備蓄の完備といった災害対策を徹底し、非常用発電機による停電時の電気共有など、不測の事態にも備えている。
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