Googleは米国時間12月15日、スマートフォンに保存された写真から3Dアニメーションを作成し、思い出をよみがえらせる新機能を「Googleフォト」に追加すると発表した。この「Cinematic photos」機能は今後1カ月かけて提供される予定で、写真に人工的に奥行きと動きを与えるものとなっている。
GoogleフォトのプロダクトマネージャーであるJamio Aspinall氏は「この機能のため、われわれは機械学習を利用して写真の深度を推測し、3D版の画像を生成する。元の画像に深度の情報がない場合もだ」と説明する。「その後、仮想カメラを動かす。映画から出てきたかのような滑らかなパン効果を与えるためだ」
Googleフォトのアプリを今後提供される最新版にアップデートすると、画像一覧の最上部にある「最近のハイライト」に3Dバージョンの画像が表示されるという。3D画像はショートビデオクリップとして友人や家族と共有できる。
さらに、画像を自動で整理してくれる「思い出」機能では、大切な人や特定のアクティビティーといったカテゴリーの写真が表示されるようになる。特定の人物が写った写真や、特定の期間に撮った写真を「思い出」に表示したくない場合は、そのように設定することが以前から可能となっている。
Aspinall氏はCinematic photosについて、まだ改良中だとしているため、今後数カ月の間に何らかの変更があるかもしれない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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