AppleがIntelの最速チップを上回る性能の、新しい「Mac」用プロセッサーの開発に取り組んでいると、Bloombergが報じている。
Bloombergの米国時間12月7日付け記事によると、Appleの新しいプロセッサーは早ければ2021年にも投入される可能性があるという。同記事では、「32個もの高性能コア」を搭載するこのチップを、Appleは「2021年後半」に発売予定のハイエンドデスクトップ製品と、そして「2022年まで」に投入する計画である現行版の半分のサイズの新しい「Mac Pro」でテストしているとされている。
またAppleは、同社の「M1」チップの性能を上回る、ノートPC用の改良されたグラフィックスプロセッサーにも取り組んでいると報じられている。M1は11月に発売された新型「MacBook Air」、13インチの「MacBook Pro」、「Mac mini」に搭載されている7コアまたは8コア搭載のSoC。Bloombergによると、AppleはハイエンドのノートPCおよびデスクトップPC向けとなる「16コアと32コアのグラフィックスプロセッサー」を搭載する新しいSoCの開発に取り組んでいるという。また、「2021年後半か、もしかしたら2022年」にリリース予定の「同社の最高機種をターゲットに、64個または128個の専用コアを搭載する、さらに高額なグラフィックスプロセッサー」も開発しているという。
次にMacが刷新されるのは、「早ければ2021年春」または「2021年秋」になる見込みで、Bloombergは、MacBook Pro、エントリーレベル版とハイエンド版の「iMac」、新型Mac Proの開発が進められていると述べている。また同記事では、次世代のMacBook ProとiMacについて、Appleが「最大16個の高性能コアと4個の高効率コア」を搭載するプロセッサーを開発中だが、最終的なコア数は、「製造中に」問題が生じた場合や「生産状況に応じて」、縮小される可能性があるとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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