Googleは米国時間12月3日、「Voice Access」アプリのアップデートを公開した。同アプリは2018年にリリースされ、音声でスマートフォンを操作できる。このアップデートはこれまで「Android 11」向けに公開されていたが、今回「Android 6.0」以降を搭載するデバイス向けに世界各国でベータ提供が開始された。
Googleによると、機械学習と新しいインターフェースによって、Voice Accessがさらに使いやすくなるという。以前は、スマートフォンの画面に数字が表示され、「1をタップ」とか「5までスクロールダウン」というコマンドを音声で与えていた。アップデート版では、数字の代わりにラベルを指定する。たとえば、「『Chrome』を開く」とか「返信する」と音声で指示できる。
同社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄損傷、関節炎を患う人のために、そうした人々の協力を得てこのアプリを開発したが、腕の骨折などの一時的な障害のある人や、料理などで両手がふさがっている人にも役立つとしている。
アップデート版アプリはこのほか、作業を迅速化できる新しいコマンドに対応した。「検索をタップ」と指示してから「子猫と入力」と言う代わりに、「YouTube」や「Googleフォト」などのアプリ内で「子猫を検索」と言うだけでいい。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」