グーグル、音声でスマホを操作する「Voice Access」アプリをさらに便利に

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年12月04日 12時20分

 Googleは米国時間12月3日、「Voice Access」アプリのアップデートを公開した。同アプリは2018年にリリースされ、音声でスマートフォンを操作できる。このアップデートはこれまで「Android 11」向けに公開されていたが、今回「Android 6.0」以降を搭載するデバイス向けに世界各国でベータ提供が開始された。

Voice Access
提供:Google

 Googleによると、機械学習と新しいインターフェースによって、Voice Accessがさらに使いやすくなるという。以前は、スマートフォンの画面に数字が表示され、「1をタップ」とか「5までスクロールダウン」というコマンドを音声で与えていた。アップデート版では、数字の代わりにラベルを指定する。たとえば、「『Chrome』を開く」とか「返信する」と音声で指示できる。

 同社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄損傷、関節炎を患う人のために、そうした人々の協力を得てこのアプリを開発したが、腕の骨折などの一時的な障害のある人や、料理などで両手がふさがっている人にも役立つとしている。

 アップデート版アプリはこのほか、作業を迅速化できる新しいコマンドに対応した。「検索をタップ」と指示してから「子猫と入力」と言う代わりに、「YouTube」や「Googleフォト」などのアプリ内で「子猫を検索」と言うだけでいい。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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