NVIDIAはAmazonに倣い、自社のクラウドゲームサービスを「iOS」デバイスに提供するための最も苦労の少ない手段を選択した。Amazonの「Luna」と同様に、自社の「GeForce NOW」をAppleのブラウザー「Safari」を介して「iPhone」や「iPad」に提供する。米国時間11月19日からベータ版の提供を開始した。
同サービスのロードマップも更新し、Linux、PC、「Mac」、「Android」搭載デバイスの「Chrome」ブラウザーで2021年初頭から提供するとした。また、近くGOGと連携し、より多くのゲームをプレイできるようにする。まず「The Witcher 3: Wild Hunt」と大きな期待を集める「Cyberpunk 2077」に対応する見込みだ。いずれもGOGの姉妹企業CD PROJEKT REDが開発している。
GeForce NOWでは、「Steam」「Ubisoft」「Epic Games Store」などで販売されているPC向けゲームを、インターネットを介して対応デバイスに提供している。これにより、スマートフォン、タブレット、「Chromebook」、Mac、ローエンドPCなど、それ以外の方法ではプレイできないハードウェアでゲームがプレイ可能になる。
Appleの「App Store」で販売するためには、同社のポリシーに準拠するため多くの作業が必要になる。そこで、GeForce NOWは、Safariで動作するという手段をとっている。
iOSでGeForce NOWを利用する際の1つの大きな注意点は、コントローラーでしかゲームがプレイできないということだ。キーボードとマウスや、タッチ操作ではプレイできない。これにより、プレイ可能なゲームの選択肢は限られる。NVIDIAは現在、Epic Gamesとともに「フォートナイト」のタッチ対応版に取り組んでいる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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