Googleは米国時間11月17日、「Googleマップ」アプリの中から電話に出たり、メッセージを送信したり、音楽を再生したりする機能のプレビュー版を米国で「Android」向けにリリースした。「Googleアシスタント」の新しいドライビングモードにより、運転に神経を集中させたままこれらの操作ができるようになる。
通話を受信するとGoogleアシスタントが知らせてくれるので、ユーザーはスマートフォンに目をやることなく、電話をとるか否かを音声コマンドで指示できる。例えば、運転中にスマートフォンを見て発信元を確認してから、タップして通話を始めるのではなく、Googleアシスタントが「Katieからの電話です。電話に出ますか?」などと言ってくれるので、「はい」か「いいえ」で電話に出るか出ないかを伝えることができる。
また、「Hey Google、(アーティスト名)を再生して」や「OK Google、(曲名)を再生して」と伝えることにより、「YouTube Music」「Spotify」「Googleポッドキャスト」などのストリーミングサービスのメディアを再生することも可能だ。ジャンルやアルバムを指定したり、ただ「何か音楽を再生して」とリクエストすることもできる。
Googleマップには新型コロナウイルス関連の情報もさらに追加される。Googleは9月、色分けされた地図を使って州、郡、および一部都市のレベルで新型コロナウイルスの拡散状況のデータを示すツールを発表していた。今回の発表では、さらに詳しい情報として、地域で判明した全感染数、地域ごとのガイドライン、検査場などを追加することを明らかにした。Android版と「iOS」版で近く提供する。
さらに、交通機関(バス、電車、地下鉄)の混雑状況がリアルタイムで表示されるようになる。米国など一部の国では、両アプリからテイクアウトや出前を注文した場合、その受け取り可能時間や配送状況も分かるようになる。これらの機能はAndroid版とiOS版に追加される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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