DATAFLUCTは、外出自粛が続く自宅での暮らしにプレミアムな食体験を届けることをテーマとした移動販売プラットフォーム事業「WHEEL kitchen」の実証実験を開始。11月20日よりキッチンカーで実地販売をスタートした。期間は12月19日まで。
販売場所は、ワールド北青山ビル屋外スペース。販売時間は、11時30分〜15時で、商品の販売状況などにより変更となる場合があるという。
WHEEL kitchenは、予約の取れない人気店やいつか行ってみたい憧れのお店のグルメをお弁当という形で自宅の近くに届ける移動販売プラットフォーム。
外食の機会が減る中、自宅でゆっくりとグルメを楽しみたいという生活者のニーズと、新たな客層に出会いたい飲食店、密を避けながら街にぎわいを生み出したい自治体・土地保有者のニーズを、「データ分析」によってマッチさせるという。
多数のデータサイエンス事業を手がける同社の知見を生かし、天候や人流などのビッグデータ分析によって最適な販売地・価格を導き出すという(2021年開始予定の本格運用する仕様)。
また、需要予測による適切な発注量を店舗に通知し、食品や材料のロスも回避。発注量の決定から販売までを一貫して行うため、店舗は調理のみにリソースを割くことができるという。
さらには、ウェブカメラで通行人・客の行動を匿名化した上でモニタリングし、注目度の高い商品の特定やサイネージのデザイン向上に活用する。
今回の実証実験では、7年連続でミシュラン三ツ星を獲得した「えさき」のシェフ江崎新太郎氏による「えさきのおべんとう」など和食弁当各種のほか、江戸前鮨店「麻布十番 秦野よしき」の高級お弁当も販売する。
同社では、AI×データ分析を多面的に活用することで、生活者のニーズがある商品をラインアップし、店舗側の負担は最低限で商圏を拡大する移動販売が可能だとしている。
商品はLINE上で事前予約が可能だ。2021年の本格運用以降には、花などのインテリア、ビューティー、バーなど、より幅広い商品展開を予定する。
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