出前館は9月8日、大分県大分市において、「シェアリングデリバリー」を開始すると発表した。大分県でのシェアリングデリバリーは今回が初めてとなる。
同社のシェアリングデリバリーは、配達機能を持たない店舗でも「出前館」に加盟する複数店舗で、出前館が連携した配達機能をシェアすることにより出前が可能になるサービス。
2017年より本格的に開始しており、現在は関東・関西を中心に、北海道・宮城県・愛知県・広島県・福岡県・熊本県・沖縄県・鹿児島県・新潟県・愛媛県・長崎県・岡山県・宮崎県・静岡県において展開している。
同社によると、シェアリングデリバリーを行うエリアは、スマートフォンやPCから料理が注文できる出前サービス出前館の持つ日本最大級の出前のデータベースによって、適切な配達エリアが設定されるという。
また、各飲食店舗のジャンルによって売上の予測が可能。それにより、店舗および、配達を行う拠点(シェアデリ拠点)においても効率的な配達が可能となり、採算化が図れるというメリットがある。
なお、大分県で飲食店向けの出前アプリ開発・運営をしている太陽イズムが配達を担当する。太陽イズムは、2019年に設立。大分県大分市を配達範囲とした地域に根付いた出前サービスに強みを持っているという経緯から、配達パートナーとして協力することになった。
同社によると、今回の大分展開により、牛丼チェーン店「吉野家」、持ち帰り弁当のチェーン店「Hotto Motto」、カルビ丼とスン豆腐の専門店「韓丼」など、地元のさまざまな料理が出前注文できるようになるとしている。
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