発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップのDAIZは11月12日、日鉄物産と資本業務提携に合意したと発表した。
同提携により、日鉄物産がこれまで畜産の販売で培ってきたネットワークを介し、ミラクルミートおよび、ミラクルミートを用いた加工食品の国内における販売を拡大。さらに、海外に向けても販売パートナーとして展開を進める。
同社によると、ミラクルミートを利用した加工食品の共同開発や共同販売についても期待しているという。
日鉄物産の食糧事業本部は、牛肉、豚肉、鶏肉、その他の農水産物、加工食品などを世界中のさまざまな国々から輸入している。輸入商材は、主に日本市場へと供給しており、日本国内への販路は広く、海外のネットワークも充実している。
今回、同提携による植物肉のトレーディング拡大を通じて、「飢餓」をはじめとする「SDGs」(持続的開発目標)への取り組みにも貢献していくという。
DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使用。味や機能性を自在にコントロールするコア技術や、肉のような弾力と食感を再現する膨化成形技術などの独自技術により、異風味を低減した植物肉のミラクルミートを製造している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス