同社は、今回発表したプレビュー版をモニターとして10体用意。有償モニター貸出キャンペーン「コロナに負けるな!キャンペーン」を実施中だ。
申し込みは同社のウェブページまたはFAXで行なう。レンタル期間は1カ月単位で最大3カ月まで。レンタル前に試せる2週間の無償期間を設ける。価格は初期導入費が6万円、レンタル料は月額8万円。構成内容は本体1体とバッテリー2台。法人でも個人でも申し込みが可能だ。
最初のターゲットはリハビリなどの福祉関係で、今後は医療版、介護版などのモデルを増やしていく考え。サポートは現在のところ、長野県上田市のAssistMotionで行なうが、製品化の際には他社の協力を得ることも検討中だという。
また、出資会社の1つラックは、サイバーセキュリティ企業としての知見を生かした構想について次のように説明した。
「デバイスが正常に稼働していることを常時見ていき、異常が起きたときに素早く対応できるようにするといったことも考えられる。このほか、使う人がどこでどのような稼働をするかデータを取得し、季節や年齢などに合わせて適正なコントロールをすることも考えられる」(ラック新規事業開発部の又江原恭彦部長)。
ちなみに、curaraの名前は「アルプスの少女ハイジ」からきているという。ハイジとの関わりの中で、車椅子に乗っていたクララが自分の脚で立ち上がるシーンは胸をうつ。ハイジの助けでクララが立ち上がったように、curaraは自分で歩きたいという気持ちを持つ人をサポートするだろう。AssistMotionの橋本氏は「人にやさしいウェアラブルロボットで高齢者の支援につなげていきたい」と思いを述べた。
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