A.L.I.テクノロジーズは11月4日、ピースウィンズ・ジャパンと提携を結び、同法人の災害支援・医療支援プロジェクト「ARROWS」との連携も含む、大規模災害時におけるUAV(無人航空機)を活用した医療・レスキュー支援、物資輸送サービスの検討を開始すると発表した。
ピースウィンズ・ジャパンを中心に活動するARROWSでは、「空飛ぶ捜索医療団」として、大規模災害発生時の医療活動や被災者捜索、物資運搬といった支援活動を実施。東日本大震災や2018年7月の西日本豪雨のほか、2015年4月のネパール地震など、国内外で活躍している。大規模災害時や医療過疎地での医療課題の解決策としてUAVの活用を目指すA.L.I.が、ピースウィンズ・ジャパンと提携することで、大規模災害発生時における、空からの医療課題の解決を目指す。
このプロジェクトでは、A.L.I.が開発したUAV運行管理システム「C.O.S.M.O.S」を活用。UAVの位置情報や飛行経路の可視化、経路の自動生成や登録、管制機能、三次元地図や天気・災害情報のリアルタイム可視化といった機能により、ドローンを含むUAVのソリューションを提供する。またA.L.I.は、ピースウィンズ・ジャパンが海外でも活動していることを念頭に、日本だけでなく海外でのサービス展開も視野に入れて取り組んでいくとしている。
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