Amazonの2020年度第3四半期決算(9月30日締め)は、売上高が前年同期比37%増の961億ドルとなった。Amazon Web Services(AWS)の売上高は116億ドルだった。
AWSの営業利益は35億3500万ドル、これに対しAmazonの北米事業の営業利益は22億5200万ドルだった。全体では、Amazonの純利益は63億ドル、1株あたり12.37ドルだった。
Amazonの第3四半期に対するアナリストらの予測は、売上高が564億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益が7.41ドルだった。
Amazonは2020年の見通しを上方修正し、第4四半期売上高を1120億~1210億ドル、営業利益を10億~45億ドルと予測している。アナリスト予測は、わずか700億ドルだった。
AWSの売上高が前年同期比で29%増加したことで、Amazonの株価は時間外取引で急騰した。29%という成長率は、Microsoftの「Azure」の48%には劣るが、売上高そのものはAWSの方がはるかに大きい。
アナリストらはAmazonの増収が持続するかという点に懸念を示していた。Jefferiesは、第3四半期の純売上高の増加率を32%と予想していた。2020年の「Prime Day(プライムデー)」は第4四半期決算に含まれる。
JefferiesのアナリストであるBrent Thill氏は、キャパシティー(処理能力)が大きな問題になるとして、「Amazonにとってこのホリデーシーズンのカギとなるのは、予想される需要や注文の急増に十分に対応できるほど、キャパシティーを拡充できたかどうかだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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