筆者は何時間も続けてはプレイできていないので、バッテリーの持続時間が具体的にどのくらい伸びるかは分からない。それでも、1日を通して何時間かプレイできて、なお充電が残っているのだから、大したものだ。欠点は、バッテリーパックもOculus Quest 2本体も充電に時間がかかること。夜間に充電しておくのがいいかもしれない。
Oculus Quest 2の携帯用ケースは別売だが、バッテリー付きストラップにはケースも付属する。ケースは想像以上に重要だ。VRヘッドセットを安全にしまおうとすると、家中のどこだろうと、かなり気をつかう。内部のレンズに傷がつかないようにしているし、本体は直射日光を避けなければならない。直射日光が内部レンズに当たってしまうと、ディスプレイに焼き付きが起こる可能性があるからだ。
このケースは、本体、コントローラー、充電ケーブルを収納できる十分な大きさに作られており、本体を損傷しないようにプラスチックの仕切りもある。ハードケースなので、持って出かけるときにも安心だ。筆者は、日光とほこりを避けるためにOculus Quest 2をこれに収納しており、バッテリー付きのEliteストラップもぴったりと収まるが、Eliteストラップなしで本体だけ収納することもできる。
ヘッドストラップ、ケース、バッテリーパックは、いずれも本格的なユーザーには便利なアクセサリーだ。これを一式にするのは理にかなっており、Facebookはその全部がうまくまとまるように、見事に設計している。バッテリーなしのEliteストラップも、携帯用ケース単体も購入できるが、それぞれに49ドル(日本では6800円と6700円)かかる。3つセットなら、付属するバッテリーが実質約30ドル(日本の場合4100円)ということになるので、ずっと合理的だ。標準で付属しているべきだと筆者は思うが、Oculus Quest 2の低価格が、余分なものを切り捨てて実現したことは間違いない。これらのアクセサリーを本体に足すと、合計額は初代Oculus Questの価格に近くなるが、その価値は十分にあると言えるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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