iPhone 12とiPhone 12 Proのメインの広角カメラは、レンズがより明るくなり、より多くの光を取り込めるようになった。この新しいレンズと、「スマートHDR 3」によって、正確な色と安定したダイナミックレンジの本当に素晴らしい写真を撮影できる。「ナイトモード」は、超広角カメラと自撮りカメラでも利用できるようになった。筆者はナイトモードで撮影した何枚かの写真の美しさに息をのんだ。自撮りしたポートレートも見事な画質だ。iPhone 12 Proの望遠カメラは、ズーム性能がiPhone 12と比べて格段に高い。しかし、それよりもさらに倍率が高く、高画質の写真を撮影できるスマートフォンもいくつかある。
動画に関しては、特にiPhone 12 Proのフォーカスが素晴らしく、夜間の撮影でも筆者を問題なく追尾できた。これはLiDARセンサーのおかげだ。実は、レビュー動画のいくつかのクリップは、iPhone 12 Proで撮影している。
A14 Bionicチップが改善するのは、カメラだけではない。A14は高速だが、今でも速い「A13 Bionic」からの速度向上を体感するのは難しい。A14チップは、処理速度と同じくらい、将来長く使えることを重視している。
パフォーマンスベンチマークテストで、iPhone 12とiPhone 12 Proは、われわれがこれまでにテストしたスマートフォンの中で最高のスコアを記録した。
バッテリーに関しては、ほとんどの場合、丸1日持続し、翌朝も使用することができた。画面の輝度を半分に設定して、機内モードで動画をループ再生するバッテリーテストを1回実施したところ、iPhone 12 Proのバッテリー持続時間は15時間56分で、iPhone 12は17時間14分だった。
本体に埋め込まれたマグネットで充電器を接続する「MagSafe」は、使うのが本当に楽しかった。本体と充電器を接続するときの音は、実に心地いい。すべてが正しく接続されていることを示すアニメーションも画面にポップアップ表示される。MagSafeケースをいくつか試してみたところ、うまく機能した。ケースを装着した状態でもワイヤレス充電が可能で、電源を失うことはない。
なお、Phone 12とiPhone 12 Proは素晴らしいスマートフォンだが、われわれはまだ全体の半分しか目にしていない。この他に「iPhone 12 mini」(筆者はそのサイズと価格から、特に期待している)と、大きい画面と高性能なカメラを搭載する「iPhone 12 Pro Max」がある。両機種が実際どのように動作するかを知るのは11月になるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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