Twitterが、暴言や脅迫、差別的言動に対する同社のポリシーに基づいて、ホロコーストを否定する内容のコンテンツを削除する措置を開始した。Bloombergが10月15日に報じた。この2日前には、Facebookが自社のヘイトスピーチポリシーを更新し、「ホロコーストを否定または歪曲するコンテンツ」の禁止を打ち出していた。
Twitterの広報担当者はBloombergの取材に対し、ホロコーストなどの暴力的な出来事を「否定または歪曲する」コンテンツを削除すると語った。
「われわれは反ユダヤ主義を強く非難しており、当社のサービスで憎悪に満ちた行為は一切認めない」とこの広報担当者はBloombergに対して述べ、「また、強固な『暴力の賛美に関するポリシー』を制定し、ホロコーストを含む歴史的な暴力行為や大量虐殺を賛美または称賛するようなコンテンツに対処している」とした。
一方、Facebookは、ホロコースト(第二次世界大戦中にナチスドイツとその協力者が行った、欧州に住むユダヤ人の大量虐殺)を否定する投稿を削除するだけでなく、ホロコーストを否定する内容の言葉を検索した利用者を信頼性の高い情報源に誘導する取り組みを、2020年内に開始する予定だ。
「われわれの決断は、反ユダヤ主義が世界的に高まっているという、十分に裏付けのある事実と、特に若い人々が、憂慮すべきほどにホロコーストについて無知であることに基づいたものだ」と、Facebookでコンテンツポリシー担当バイスプレジデントを務めるMonika Bickert氏は12日の発表の中で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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