カメラがさらに進化した「iPhone 12 Pro Max」--プロ写真家が期待する理由 - (page 2)

Andrew Hoyle (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年10月16日 07時30分

 ただし、再設計されたレンズの利点は、より多くの光を取り込めることだけではない。Appleが発表の際のプレゼンテーションで述べたところによると、レンズの光学的な透明度が改善されたほか、特に超広角レンズの画像の端で、画像の歪みが軽減されるという。これらすべての機能改善のおかげで、より見栄えの良いプロのような写真が撮影できるはずだ。本当に素晴らしい。

「Apple ProRaw」

 筆者がiPhoneで撮った最高の写真の多くは、サードパーティーのアプリを使用して、RAWモードで撮影したものだ。RAW画像には、色情報やシャープネスなどのデータが保存されないので、「Adobe Lightroom Mobile」などのモバイルアプリで編集する際に、より細かくさまざまな要素を制御できる。ただし、サードパーティーアプリのRAWモードで撮影する場合、Appleの標準カメラアプリの画像処理を利用できないという欠点もある。例えば、驚異的なHDR画像を可能にする「Deep Fusion」機能を利用したければ、iPhoneの標準カメラで撮影する必要がある。

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提供:Apple

 プロの写真家に訴求するため、AppleはカメラアプリにApple ProRawという機能を追加した。ProRaw機能では、アプリの画像処理機能の多くを利用するが、ホワイトバランスなどのデータは固定されないため、撮影後にそれらのデータに変更を加えることができる。Appleは、ProRawは画像処理とRAW画像両方のいいとこ取りだとしており、同社の説明を読む限り、筆者も同意したくなるが、この新しいフォーマットで画像を撮影して編集できるようになるまで、最終的な判断は保留しておいた方がいいだろう。

 Googleが、自社のスマートフォン「Pixel」で、「Computational Raw」という同様の機能をすでに提供していることも留意しておきたい。米CNETのシニアエディターであるStephen Shankland記者はその機能について、「非常に素晴らしい」と評している。ProRawがComputational Rawと比較してどうなのかは、今後明らかになるだろう。

HDR動画と改善された手ブレ補正

 改善されたのは静止画だけではない。iPhone 12 Pro Maxでは、「Dolby Vision」を使って最大60fpsのHDR動画を撮影することができる。Appleによると、iPhone 12 Pro Maxはこの撮影機能を提供する初めてのデバイスだという。理論的には、これによって、明るいハイライトを制御し、暗い部分を明るくすることができる。静止画を撮影するときのHDR機能と同じだ。

 また、以前のように重いレンズを動かすのではなく、イメージセンサーを動かして動きや振動を吸収することで、光学式手ブレ補正も改善された。これがどの程度の違いをもたらすのかは、実際にiPhone 12 Pro Maxを使って十分なテストを実施するまで分からないが、画質と手ブレ補正が改善されたこのスマートフォンでどのような動画を作れるのか、今から本当に楽しみだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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