Robert Bosch、Daimler傘下のMercedes-Benz、Apcoa Parking Holdingsは、自動運転車の駐車作業を無人自動走行で済ませられるサービスについて、試験運用をドイツのシュトゥットガルト空港(STR)で始める。商用サービスとして運営する計画で、世界初の商用自動バレットパーキング(AVP)サービスになるという。
バレットパーキング(バレーパーキング)とは、ホテルや商業施設などの駐車場において、乗り付けた自動車の駐車をその施設のスタッフに任せる仕組みのこと。AVPはバレットパーキングの自動運転車版。ドライバーが降車して駐車を指示すると、車が自動走行して空きスペースに入って停止する。Boschらは、以前からAVPの技術開発に取り組んでいた。
この計画において、Boschがカメラを中心とするするセンサーシステム、Apcoaが駐車場向けインフラなどを担当する。駐車場のような限定されたエリア内で完全な自動運転が可能な、SAEレベル4自動運転に対応したMercedes-Benzの「Sクラス」で入場すると、所定の地点でドライバーが降りた後、自動運転で駐車される。出庫する場合も、ドライバーが呼び出すと車は自動的に所定の地点まで出てくる。
3社は、試験をまもなく開始する予定。まず2台分の自動駐車スペースを用意し、必要に応じて増やすとしている。
AVPの紹介ビデオ(出典:Bosch/YouTube)
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