Googleは米国時間10月7日、Googleユーザーの情報についてセキュリティとプライバシーの保護をさらに強化することを目的とした2つのオンライン製品を発表した。
まず、重大な問題が見つかった際のアラートが再設計され、まもなく提供される。これはハッキングされた疑いがある場合など、深刻なセキュリティの脅威が検出された際に、Googleアカウントユーザーに警告するものだ。メールやスマートフォンに届くアラートを確認しなくても、新しいアラートは使用しているGoogleアプリで自動的に表示される。
新しいアラートではスプーフィング(なりすまし)対策がなされており、アラートが本物かどうか心配する必要がないという。
さらに、「Googleアシスタント」にゲストモードが追加される。音声認識人工知能(AI)のGoogleアシスタントとのやりとりをGoogleアカウントに保存することなく利用可能になる。シンプルな音声コマンドでこの機能をオンオフできる。
Googleの製品とプライバシー担当バイスプレジデントRahul Roy-Chowdhury氏は7日のブログ記事で、10月は米国の全国サイバーセキュリティ啓発月間(NCSAM)だとし、オンラインセーフティの重要性をあらためて指摘した。Googleではすべてのプロダクトで自動的に保護する仕組みが組み込まれているという。
Roy-Chowdhury氏はブログ記事で、Googleの「セーフブラウジングが40億台を超えるデバイスを保護し、『Gmail』が毎日1億件を超えるフィッシングの企てをブロックし、『Google Playプロテクト』はマルウェアなどの問題がないかどうか、毎日500億本を超えるアプリをスキャンしている」と述べた。
またGoogleは、刷新された「セーフティセンター」が現在米国で利用可能になっており、近くグローバルに展開されるとしている。インターネットを安全に安心して利用できるよう情報が提供される。
新しいアラートは、数週間で限定的なロールアウトが開始され、2021年の早い時期により広範に提供が拡大される。Googleアシスタントのゲストモードは、今後数週間で導入される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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