Elon Musk氏が創設した宇宙開発企業SpaceXが、地球全体でブロードバンドを提供するだけにとどまらない衛星を製造する事業に参入した。同社は、低周回軌道からのミサイルの脅威を追跡できる衛星を製造する契約を、米国防総省の宇宙開発庁(SDA)から受注した2社のうち1社となった。2社はそれぞれ、衛星を4基製造することになる。
SDAは米国時間10月5日、SpaceXがこのプロジェクトを約1億4918万ドル(約160億円)で受注、他方の大手防衛関連企業L3Harris Technologiesは約1億9359万ドル(約200億円)で受注したと発表した。
こうした衛星の開発の目玉になるのは、極超音速ミサイルも追跡できる広視野の赤外線センサーだ。SpaceXの新たな衛星は、同社の通信衛星「Starlink」の基幹部分を応用することになるが、センサーは別のサプライヤーから調達する予定だと、SDAのディレクターを務めるDerek Tournear氏はSpaceNewsの取材に応えて述べた。
同氏は、両社が2022年9月までに衛星を納入する必要があるとも語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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