SpaceX、新たに60基の通信衛星「Starlink」を軌道に投入

Eric Mack (CNET News) 翻訳校正: 桑井章裕 長谷睦 (ガリレオ)2020年04月23日 12時26分

 地上の活動の大部分が新型コロナウイルスの感染拡大で停止状態にある中、地球上空の低周回軌道では、予定通りに計画が進行している。この高度の軌道上には、衛星ブロードバンド通信サービスを立ち上げるためにSpaceXが打ち上げた通信衛星「Starlink」が周回しており、その数は現時点で400基以上に達している。

2019年11月Falcon 9の打ち上げの様子
2019年11月Falcon 9の打ち上げでは、60基のStarlinkが搭載された
提供:SpaceX

 米国東部夏時間4月22日午後3時30分に、ペイロードを先頭部分に搭載した「Falcon 9」ロケットが、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。このミッションは「Starlink 6」と呼ばれているが、実際には7回目で、60基の通信衛星を宇宙空間の軌道に投入するものだ。

 何かと物議を醸しているこの衛星打ち上げ計画だが、SpaceXでは2020年内に1000基以上の人工衛星の軌道投入完了を目標としており、米連邦通信委員会(FCC)からは全部で1万2000基以上の衛星の打ち上げを許可されている。

 22日の打ち上げで用いられたFalcon 9ロケットの第1段はこれ以前にも3回使用されており、直近では4回目のStarlinkミッションで使われたものだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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