RABOは10月5日、普段使いするトイレで猫の体重と尿量・回数を自動記録できる「Catlog Board」を発表。同日より、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて先行予約販売を開始した。2021年7月中に販売を予定しており、一般販売の予定価格は1台あたり税別8800円。
同社では、IoTプロダクトの第1弾として、留守中の猫を見守る首輪型デバイス「Catlog(キャトログ)」(室温センサー内蔵の「Catlog Home」、加速度センサー内蔵の「Catlog Pendant」、希望サイズの「Catlog Belt」がセット)を2019年9月末に販売していた。
今回、その第2弾プロダクトとして、普段使いしている猫用トイレの下に置くだけで、体重や排泄物量、トイレの利用回数をアプリに自動記録するCatlog Boardを発表した。製品の厚さは約3cmと薄型設計(市販の電池で約3カ月の利用が可能)のため、設置するトイレの高さへの影響はほとんどなく、小柄な猫や高齢の猫でも負担なく自然に利用できることが特徴。防水仕様のため、万が一漏れてしまった時でも安心だという。
同社によると、猫の7頭に1頭以上が泌尿器の病気にかかっているというデータもあり、排尿の管理はとても重要だという。たとえば、腎臓のトラブルがあると「多尿」の傾向がみられるほか、膀胱のトラブルでは何度もトイレに行く「頻尿」の傾向が確認できるという。いずれも、トイレ情報(排泄物量・トイレの利用回数)を調べることでチェックでき、保存した過去の情報と見比べるなどの運用が可能となる。
同社では、第1弾の「Catlog」と第2弾の「Catlog Board」を併用することで、留守中の猫の行動把握と健康管理がひとつのアプリで完結できるとしている。
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