Teslaが自社の電気自動車向けでは初となるコバルト不使用のバッテリーを、中国で製造する「Model 3」に搭載する計画だという。Reutersが9月30日付の北京発記事で新たに報じた。
米CNETの「Roadshow」がコメントを求めたところTeslaからすぐには回答がなかった。だがReutersに情報を提供した複数の人物によると、この件は早ければ10月1日にも発表されるという。Teslaが、中国で製造する車両向けにリン酸鉄リチウムを使った新しいタイプのリチウムイオン電池の採用を計画しているとのうわさは数カ月前から出回っていたが、今回の報道でその実現が目前である可能性が浮上した。
Teslaが中国で製造販売しているセダンタイプのModel 3では現在、正極の材料にニッケル、マンガン、コバルトを用いるバッテリーを採用している。新たなタイプの電池への転換は、製造コストのさらなる削減と、世界最大の自動車市場における競争力の維持にとってプラスになる可能性がある。電気自動車購入の奨励金の対象を中国政府が絞り込む中で、Teslaは価格の引き下げでこれに対応してきた。今後も価格面で競争力を保ちたければ、製造コストを下げる必要がある。
コバルトを使わない電池の採用は、この目的を達成するのには非常に有効だ。なぜなら、コバルトは極めて高価だからだ。また、コバルトはさまざまな問題をはらむ素材でもある。採掘の過程で環境に与える負荷が大きく、製錬に必要な労働については倫理上の深刻な問題がつきまとう。頻繁に批判派のやり玉に上がるのがコンゴ民主共和国で、児童労働などの慣行が問題視されている。実際、コバルト鉱山における児童労働の問題を軽視しているとして5社が訴えられた2019年の訴訟では、被告の中にTeslaの名前もあった。最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏は2018年、Teslaはコバルトの使用量を「ほぼゼロ」にするべく取り組むと語っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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